PLL(5)

PLL(5)

だいぶ時間が空いてしまいましたが、PLLのその5を書きたいと思います。 ビヘイビアモデルをつかう 応答速度とジッタの量の関係を確認する 今回は、ビヘイビアモデルを使って応答速度とジッタの量の関係を確認してみたいと思います。 図 1にビヘイビアモデルを使ってPLL全体の回路を示します。(PLLその2-PLLその3で使って物を同じです) まずはノイズ源ですが・・・VCOの制御電圧に意図的に雑音源を入れ […]

反射(4)

反射(4)

高周波の回路設計を行っていると、Sパラメータに必ず出会います。なぜSパラメータと出会わないといけないかと言うと、集中定数では扱えなくなってしまったからです。 Sパラメータ(Sパラ)とは 前回の様に高周波信号は反射を起こします。進行していくものと反射に依って逆方向に進むものとが有り、これらの表現の一つの方法がSパラメータです。 図 1の様に回路網に対して左から入力される信号と出て行く信号、また右側に […]

反射 (2)

反射 (2)

今回も“反射”について話をしてみたいと思います。 終端抵抗についてのこれまでの認識 終端抵抗をOpenにしても波形のひずみが出ないことに驚きました。もちろん終端抵抗が特性インピーダンスと整合していないので、思いっきり反射はするのですが、終端抵抗の両端、つまりVoutの波形は歪んでいません。 今までの理解は「終端抵抗で最初の反射が発生するので、この箇所の整合は一番重要でここさえ抑えておけば、後は少し […]

反射 (1)

反射 (1)

今回は“反射”について話してみたいと思います。 このネタは<インピーダンスマッチング>でもお話しましたが、そのときは感覚的な説明をさせてもらったので、今回は少し技術的に説明をしたいと思います。 インピーダンス整合とは? “インピーダンス整合”とか“インピーダンスマッチング”と言う単語は高周波回路を設計した人なら一度は聞いたことがあると思います。整合とは“整い合う”なので、どことどこのインピーダンス […]

社員歓迎会

社員歓迎会

先日、この秋に新しくわが社にJOINした方々3名の歓迎会を催しました。 わが社の宴会でいつもお世話になっている仲町台駅すぐのイタリアン、ラ・パッパ様を貸切りさせていただきました。(スタップの方々、いつもありがとうございます!) ラ・パッパ様の名物はピザとナポリタンスパゲッティ。おいしすぎておかわりが来てもすぐにお皿がからっぽになる人気ぶりだったのでうっかりお写真は撮れませんでした(笑) 普段オフィ […]

ハイルドライバー方式の振動子をツイータに搭載。D-CLUEオリジナル ハイレゾスピーカを展示

ハイルドライバー方式の振動子をツイータに搭載。D-CLUEオリジナル ハイレゾスピーカを展示

今や音楽視聴はデジタルが当たり前という時代ですが、逆にアナログレコードが再ブームで非常に良く売れているという話をよく耳にします。その理由はいろいろあるようですが、1つには、デジタル音源でカットしている超音波領域が再生でき、これが心地よいと思う人が増えたこともあるようです。 これは、近年登場したハイレゾオーディオの特長とも共通します。 今回は、そんなハイレゾ音源が再生でき、当時国産スピーカーでは存在 […]

駐車場の空きを教えるエッジAIを作る (その3~データセット改善で精度を向上させる方法) 

こんにちは。 オープンソースを活用しながら、低コストでエッジ デバイスやさらに小さなIoT デバイスで使用できる小さな AI モデルを作成する、駐車場AI R&D チャレンジの3回目です。 作成したPOCには大きく3つの課題がありました。どのような対策を施し克服したのかご紹介します。 データ注釈の課題克服 まず、時間のかかるプロセスである、データ注釈(アノテーション)の課題解決です。 利用 […]

駐車場の空きを教えるエッジAIを作る(その2~AIモデルおよびデータセットの課題) 

エッジ デバイスやさらに小さなIoT デバイスで使用できる小さな AI モデルを作成する、駐車場AI R&D チャレンジの2回目です。オープンソースを活用しながら低コストでの開発をしています。 今回はそうしたエッヂAI開発でありがちな、乗り越えなければならない課題をお話します。 AI モデルのサイズとパフォーマンス オープンソースのオブジェクト検出 AI モデルはたくさんあります。 なかで […]

駐車場の空きを教えるエッジAIを作る(その1~ エッジAIモデルについて)

エッジAIとは? ディー・クルーでは、エッジAI(IoT環境で動く人工知能)の研究を行っています。 IoTデバイスでは通信負荷が高まるとデータ転送に遅延が生じるなど、問題が起き始めます。 そこで、クラウド側に過度に依存せず、ローカル環境=エッジ側でセンシングー演算ーAI認識まで完結させて、レスポンス性能と通信負荷の低減を両立した環境にやさしいシステムを実現する。 これをめざしてディークルーで現在研 […]

ネイル女子にやさしいキーボードを作ってみる(その5~ センサの動作確認)

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やわらかいセンサ、「ショッカクポット(POTU-001-1)」を使った、やさしいキーボードを作ってみよう!の5回目です。今回は、その4までで製作した装置を実際に指で触ってみて、装置のセンサ値の変化を確認してみます。 このセンサには爪で押すスポンジ部の内部に、4つのチャネル(センサの反応を記録するポイント) があります。スポンジを上から見て時計回りに、6時の位置にCH1、9時に CH2、12時にCH […]