「jω(ジェイオメガ)」とは?

「jω(ジェイオメガ)」とは?

今回は、交流理論でよく使う“jω(ジェイオメガ)”について話してみたいと思います。 (正式には複素関数っていうのですが、われわれの中ではジェイオメガで通じます) 複素関数 複素関数は、 と書き、jが無いRを実部、jが付いているXを虚部と言います。 この式はZの大きさと位相を表していて、 となります。電子回路で扱う要素は”振幅“と”位相“が殆どなので、この(1)~(3)式はオームの法則の次に重要です […]

フリップフロップ(FF)⑥

フリップフロップ(FF)⑥

前回はDFFには、セットアップ・ホールドタイムがあり、このタイミングでデータとクロックを入力すると、正しく出力されず、メタステーブルと言った現象が発生することを紹介しました。 【前回の記事】 今回は、セットアップ・ホールドタイムの特徴とメタステーブル対策を紹介したいと思います。 シミュレーションに使ったDFFの回路は、DFF(その4)で使った下記の回路です。 セットアップ・ホールドタイムへの影響 […]

フリップフロップ(FF)⑤

フリップフロップ(FF)⑤

今回は、セットアップ・ホールドタイムについて触れたいと思います。 前回の記事はこちらです。 DFFの役目 DFFの役目は、「入力されたデータを意図したタイミングで‘1’or‘0’に判別する」です。(1ビットのA/Dコンバータとも言えます)では、どのタイミングで判別するか?と言うと、“マスターラッチが入力されたデータをラッチするタイミング”で判別が行われます。 CLKの“立上り”や“立下り”と表現す […]

フリップフロップ(FF)④

フリップフロップ(FF)④

前回は、“入力CLKのTr/Tfが遅くなるとDFFは誤動作を起こしてしまうので、Tr/Tfに制限をつける必要がある”ことを紹介しました。今回はもうちょっとこの辺りを掘り下げてみたいと思います。 前回の記事↓ DFFを安定に動作させるには、“前の状態をラッチした後、D1Xが変化する”ようにすれば良いことを前回は説明しました。 つまり、前の状態をラッチした後に、D1Xが変化するようにするには、CLK2 […]