駐車場の空きを教えるエッジAIを作る (その3~データセット改善で精度を向上させる方法) 

こんにちは。 オープンソースを活用しながら、低コストでエッジ デバイスやさらに小さなIoT デバイスで使用できる小さな AI モデルを作成する、駐車場AI R&D チャレンジの3回目です。 作成したPOCには大きく3つの課題がありました。どのような対策を施し克服したのかご紹介します。 データ注釈の課題克服 まず、時間のかかるプロセスである、データ注釈(アノテーション)の課題解決です。 利用 […]

駐車場の空きを教えるエッジAIを作る(その2~AIモデルおよびデータセットの課題) 

エッジ デバイスやさらに小さなIoT デバイスで使用できる小さな AI モデルを作成する、駐車場AI R&D チャレンジの2回目です。オープンソースを活用しながら低コストでの開発をしています。 今回はそうしたエッヂAI開発でありがちな、乗り越えなければならない課題をお話します。 AI モデルのサイズとパフォーマンス オープンソースのオブジェクト検出 AI モデルはたくさんあります。 なかで […]

駐車場の空きを教えるエッジAIを作る(その1~ エッジAIモデルについて)

エッジAIとは? ディー・クルーでは、エッジAI(IoT環境で動く人工知能)の研究を行っています。 IoTデバイスでは通信負荷が高まるとデータ転送に遅延が生じるなど、問題が起き始めます。 そこで、クラウド側に過度に依存せず、ローカル環境=エッジ側でセンシングー演算ーAI認識まで完結させて、レスポンス性能と通信負荷の低減を両立した環境にやさしいシステムを実現する。 これをめざしてディークルーで現在研 […]

ネイル女子にやさしいキーボードを作ってみる(その5~ センサの動作確認)

no image

やわらかいセンサ、「ショッカクポット(POTU-001-1)」を使った、やさしいキーボードを作ってみよう!の5回目です。今回は、その4までで製作した装置を実際に指で触ってみて、装置のセンサ値の変化を確認してみます。 このセンサには爪で押すスポンジ部の内部に、4つのチャネル(センサの反応を記録するポイント) があります。スポンジを上から見て時計回りに、6時の位置にCH1、9時に CH2、12時にCH […]

ネイル女子にやさしいキーボードを作ってみる(その4~プログラムを実装する!)

お待たせしました。いよいよキーボードのプログラムを実装します! プログラムの実装 今回、Arduino側には取得したセンサ値をシリアル通信でPCに送信するプログラムを実装しました。 なお、センサとの通信方法は同梱の取扱説明書に基づいて実装しました。この取扱説明書、日本語で書かれているのでわかりゃすい! しかも、説明書って長いことが多いのですが、こちらはたった8ページなので、すぐ読み終わりました。 […]

ネイル女子にやさしいキーボードを作ってみる(その3~ センサを改造)

では実際にハードウェアをつなげてみましょう。 ハードウェア接続 購入したセンサには付属のケーブルがついているのですが、コネクタの受け側が手元にないので、ケーブルの片側を切断し、Arduinoに接続できるように改造します! センサをGROVEのコネクタにはんだ付けしてGROVE-ベースシールドにつなげようと思ったのですが、Arduino用だけではもったいないのでピンヘッダにはんだ付けしました。 久し […]

ネイル女子にやさしいキーボードを作ってみる(その2~ プログラムを実装する!)

ネイル女子にやさしいキーボードを作ってみる、その2です。 システム構成 ハードウェア ・ショッカクポット(POTU-001-1) 四角のスポンジのほうだと1万円越え!!!! 失敗するのが怖いので今回はなしにしました。。丸いスポンジ型のも1万越えが大半だったのですが、秋月電子さんだと2,000円以下(2022年末時点)で販売!! 秋月だけ他と1桁も違うとは??と不思議に思いつつも安さにひかれ購入決定 […]

ネイル女子にやさしいキーボードを作ってみる (その1~DIY でキーボード)

手元がキラキラ、きれいだと気分が上がりませんか? 私、仕事柄、どうしても手元を見がちなのでネイルで気分を上げています。 忙しいときは明るい色にしたりなど、気分のバロメーターになっていたりして。 ネイルをしていて何気に困ることとして、こんなことってありませんか? 「キーボードにネイルがささる」   爪が伸びてくるとタイプミスになりやすかったり、カチカチ音が気になったりとか。。 皆さんはいかがですか? […]

PLL (4)

PLLとは「時間を扱う事」 僕はPLLの特徴は”時間を扱う”ことだと思っています。 時間を扱うと言う事は・・・リミッタ(制限)が無いとも言えます。電圧や電流なら普通は電源が供給できる範囲を超えた状態にはならないので、上限/下限があります。しかし、時間には上限も下限もありませんし、制限をかけようも無いのです。 なので、周波数差や時間差などの時間を電圧に変換する位相比較器は、な […]

PLL (3)

今回は「PLL(その3)」です。 前回はパーツ(位相比較器、VCO)をビヘイビアモデルでモデル化し、PLL全体の周波数特性や過渡解析の例を紹介しました。 今回は、PLL特有の問題(キャプチャーレンジなど)に振れたいと思います。 キャプターレンジ 実験室で”PLLがロックしない”といった叫びを聴いたことがあるでしょうか?僕は何度も叫びました。 では、なぜPLLがロックできない […]