花粉症は冬の終わりから春のもの、という印象が強いですが、夏秋でも調子悪くなることがありませんか?実はイネやキクといった夏秋でも花粉を出す草花も原因になるので、春夏秋冬、一年通してリスクはあるものなのですね。
花粉症は体の免疫システムの暴走が原因と言われています。昔は色んな菌と戦っていた免疫システムが、清潔できれいな環境になったものだから、戦う相手を失ってしまい仕方なく花粉を攻撃して鼻や目がぐちゃぐちゃにする って言うことらしいです。
と言うことは、花粉症にならない僕の環境はあまりきれいではない?・・・複雑です。
LOG(指数)とは?
今回は”LOG”(指数)にちょっと触れてみたいと思います。
LOGって会話や操作の記録の”ログ”ではなくて、数学の関数に事なのですが、アナログに回路設計をしているとこのLOGに良く出くわします。数式でもLOGは頻繁に使いますし、良く耳にするdB(デシベル)はLOGの関数です。
グラフのLOGのすごさ
僕が一番良く使うLOGは、周波数特性を表すのに使うグラフで、横軸がLOGで書いてあります。
このグラフの(LOGの)何がすごいかと言うと、”0”が無いです。そして、ものすごく広い範囲を一枚にかけてしまう事です。
例えば・・・
のように、1から1e20までの周波数を1枚に書いてしまうことが出来ます。身の回りにある殆どの電子機器はこの範囲の周波数で動作しています。オーディオから始まって、非常に広い範囲を占めている電波を使っているラジオやテレビ、携帯電話。その先の赤外線領域は光通信で使われていますし、もっと先のX線はレントゲンやCTスキャンなどに使われています。
電子回路の世界で、1Hzというとほとんど直流といっていいほどの遅い周波数になり、ちょっと特殊な扱いになってきます。
終わりのない、世界のあらゆる周期を1枚で表す
でも周期的に変化するって事を考えると、一日は朝と晩の繰り返しだし、1年は春夏秋冬の繰り返しになるので、このまま左にLOGグラフを拡張していくことが出来て、ずっと左に広げていくと・・・・
ってなります。
時間を周波数(1/周期)をとして書いてみると”宇宙誕生:130億年前?”から始まって、”恐竜の時代:5億年前”から”氷河期:10万年前”、”文明誕生:4000年前”を経て、”春夏秋冬:1年”にたどり着きます。そして、1ヶ月、1時間を過ぎると今(1秒)になり、音、電波の世界になってきます。
文明誕生が4000年周期で繰り返されるかは分かりませんが、氷河期は再びやってくるなんて説もありますし、星は誕生と死を繰り返しているのは物理の常識だし、もしかしたら宇宙自体も誕生と崩壊を繰り返しているのかもしれないです。全ての事象が繰り返されるもので、ただその周波数(1/周波数)が違うだけって考えたら、宇宙誕生からX線まで、1枚のグラフにかけてしまうのです。
あと、宇宙誕生の直後には、大量のX線が放出された・・・なんて記事を読んだ覚えがあります。
“0”がないLOGのグラフは実は、右と左が繋がっているのでは?? なんて思ったします。
いつ始まって、いつ終わるか分からない”時間”を表現するには、LOGが都合いいのかもしれないです。
(2008-03-13 弊社匠ブログより転載)