コヒーレント・イジングマシン(量子人工脳)の研究者で、非常に汎用性の高いFPGA実装型サイバーコヒーレントイジングマシン(サイバーCIM)を開発した、東京大学大学院 新領域創成科学研究科の青西教授が、このたび共同研究者とともにその成果をIEEEに論文投稿されました。
今回発表のサイバーCIMは、従来のFPGAシステムでは実現できなかったCDMAマルチユーザー検出器やL0圧縮センシングなどのアプリケーションを可能となり、その汎用性の高さが特長です。GPU実装に比べ演算速度が10倍以上となり、クラスタリングなどの並列処理によりさらなる演算速度向上も期待されます。
ディー・クルー・テクノロジーズ(株)は、CTO長澤が中心となって今回発表のサイバーCIMへFPGA実装技術を提供。青西教授のご指導のもと、サイバーCIMの高速演算実現をサポートし、本論文にも名を連ねさせていただきました。本研究へ技術貢献する機会を与えてくださった大西先生はじめ共同研究者の皆様に感謝いたしますとともに、本論文発表を契機に青西先生の量子人工脳研究がさらに発展することを祈念いたします。

論文掲載サイトを開きます(外部サイト) https://ieeexplore.ieerg/document/10759637