雑音と誤り率

雑音と誤り率

今回は“誤り率”について少し触れてみたいと思います。 誤り率とは、その字のごとく符号を誤る確立です。つまり、エラーが発生することなので本当は電子機器ではあってはならないことですが、実際の電子回路の世界では、エラーとの戦いが見えない所で、いつも、そしてずっと続いているのです。エラーしないようにするにはどうすればいいのかを考えるのが、電子回路の設計者の仕事の始まりであり、ゴールでもあると思います。 エ […]

フーリエ変換③

フーリエ変換③

今回は、歪んだ波形を元のきれいな波形に戻すにはどんなフィルタが必要か?について紹介したいと思います。 前回の記事はこちら 実験や評価などでオシロスコープを使ったことがあると思います。その時に例えば下図(左)のような波形が観測されたとします。この波形を下図(右)の様にきれいな波形に戻すためには、どんなフィルタを通せば良いのでしょうか? 左の波形はオーバーシュートが発生しているので、その分は減らさない […]

フーリエ変換②

フーリエ変換②

“次回は実際にフィルタを計算で求めて・・・”の予定でしたが、フーリエ変換によって分かることなどをもう少し紹介したいと思います。 前回の投稿 ランダムなデジタル信号の周波数成分を調べることができる 我々が扱うベースバンド信号は、ランダムなデジタル信号である事がほとんどです。 その特徴を調べるために、擬似的なランダム信号、PRBS(Pseudo Random Binary Sequence)を使うこと […]