信号処理

“信号処理”で装置の価値を最大化しませんか?

データ活用、高精度化、自動化――
業界や用途を問わず、信号処理技術は御社装置・製品の差別化と機能強化に大きく貢献します。
ディー・クルー・テクノロジーズは、装置・計測機器メーカー様の現場課題や顧客要望に、最適な信号処理ソリューションをご提供します。

なぜ今、信号処理なのか?

装置や製品におけるデータ量・多様性は年々増加し、従来の処理方式では対応が難しいケースが増えています。
信号処理技術は、ノイズ除去・リアルタイム解析・高精度判定・自動化など、装置メーカー様・計測機器メーカー様が抱える多様な課題を根本から解決できるキー技術です。
「現場での動作最適化」「エンドユーザーからの高付加価値要望」など、お困りごとはぜひご相談ください。

信号処理とは

信号処理は、光、音、電磁波など様々な信号を効果的に加工・解析する技術です。信号はアナログとデジタルに分類され、特にデジタル信号処理は現代の装置・機器開発に不可欠な要素となっています。

たとえば、ノイズを除去してデータ精度を高める、センサーやカメラ画像のリアルタイム処理を行う、大量のデータから有用な情報だけを抽出する――製造装置・計測機器・医療機器・IoTデバイスなど、あらゆる分野で活用が広がっています。

▼ 信号処理の主な目的(クリックで解説を表示)
  • 信号品質の改善:ノイズや干渉を効果的に除去し、信号の本来の情報をクリアに再現することを目的としています。例えば、音声信号処理では、音質向上のためにフィルタリング技術が使用され、背景ノイズを軽減することが可能です。また、波形等化やビームフォーミング技術を用いることで、特定の信号を強調し、さらに高品質な出力を実現します。このような改善は、通信システムや音声認識技術において特に重要であり、ユーザーエクスペリエンスを向上させる鍵となります。
  • 信号と情報の変換:音声や映像、電磁波などのアナログ信号をデジタルデータに変換するプロセスです。この変換は、デジタル機器が情報を効率的に処理・保存するために不可欠です。たとえば、音声をデジタル化することで、スマートフォンやパソコンでの録音、再生がスムーズになります。こうした技術は、音声認識技術や映像圧縮技術など、多くの現代的アプリケーションに利用されており、リアルタイムでの情報処理を実現します。
  • 信号の解析:取得した信号から有用な情報を引き出し、パターンや特徴を特定するプロセスです。数学的手法やアルゴリズムを駆使して、データから価値ある洞察を得ることを目指します。たとえば、医療分野では心電図(ECG)の解析によって、患者の心臓の健康状態を評価することが可能です。また、音声信号の解析により、話者の認識や感情の推定が行え、ビジネスやセキュリティシステムで重要な役割を果たします。信号解析は、データに基づいた意思決定を支援するための重要な技術です。

こうした信号処理技術は、装置や計測機器の高精度化・自動化・データ活用に欠かせない役割を果たします。

さらに詳しい基礎知識は、専門エンジニアによる解説ブログをご覧ください。

装置メーカー・計測機器メーカー様が抱える課題例

高精度判定
標準機器では対応できない
自動化要求
新たな解析・自動化ニーズ
ノイズ問題
現場独自のノイズ・誤検出
技術支援不足
開発リソース・ノウハウ不足

こうした課題に、当社が技術支援・共同開発パートナーとしてご協力します。

当社のソリューション

カスタム信号処理開発
FPGA・LSI・マイコン対応
高精度
ノイズ除去・異常検知・リアルタイム制御
現場最適化実装
量産装置・計測機器対応/現場立会い
ワンストップ支援
ヒアリングからPoC・量産まで

部分開発・一部委託にも柔軟対応しています。まずは課題やご要望をお聞かせください。

信号処理による課題解決例

●事例1「RFチップ受信部のデジタル化開発」

課題

RF(Radio Frequency/無線周波数)チップについて、アナログで開発した回路の動作が安定しない課題がありました。また、歩留まりが低い状況もありました。さらに、外付け部品を削減して動作範囲を拡大したいという課題もありました。

解決策

そこで、当社はRFチップ受信部のデジタル化を行いました。
デジタル信号処理技術を用いて復調部のアナログ回路をデジタル化し、動作周波数範囲を拡大し、外付け部品を削減に成功。連続型ΔΣ(デルタシグマ)ADCを搭載し、低消費電力と高分解能を両立させています。

●事例2「作業音検知装置開発」

課題

「作業音検知装置」という製造工場等におけるコネクタの嵌合音を、作業者が聞いて半嵌合を防ぐ装置があります。しかし現場の騒音下では、嵌合音とインパクトドライバ音が混ざってしまい、嵌合音が聞きづらいという課題がありました。
嵌合音とインパクトドライバ音は周波数特性が近いため、単純な周波数特性のフィルタではインパクトドライバの抑圧が困難な状況でした。

解決策

そこで当社はデジタル信号処理を用いて、嵌合音を抽出する作業音検知装置を開発しました。このデジタル信号処理を用いた嵌合音抽出の技術は、特許出願済みです。

●事例3「装置メーカー・計測機器メーカーとの共同開発・協業」

課題

「標準機器では実現できない処理を実現したい」「顧客から高精度化や自動判定の要望があった」「現場でノイズや誤検出に困っている」といったご相談を、装置メーカー様や計測機器メーカー様から多くいただいています。

解決策

多数の装置・現場で信号処理技術を活かした課題解決実績がございますが、守秘義務のためWeb上では個別事例の詳細は公開しておりません。
お問い合わせいただいた際には、貴社のご要望やご検討内容に近い具体的な対応例も個別にご紹介可能です。まずはお気軽にご相談ください。

デジタル信号処理のご相談はディー・クルー・テクノロジーズへ

装置や計測機器の高機能化・付加価値化には信号処理技術が不可欠です。

当社は多数の現場課題に向き合い、最適なソリューションを提案してきました。
どんなお悩みもまずはお気軽にご相談ください。。

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