組み込みソフトウェア開発

組み込みソフトウェア開発とは

組み込みソフトウェア開発とは、家電製品や産業装置などで利用される、用途・機能に特化した組み込み機器に搭載し、この組み込み機器を制御するためのソフトウェアを開発することです。

組み込み機器は特定の機能を提供するために必要最低限のハードウェアとソフトウェアで構成されるのが一般的です。

組み込みソフトウェア開発のポイント

組み込みソフトウェア開発には、専門的で高度な知識と技術が求められます。通常のソフトウェアを開発する場合は開発環境と動作環境が同じであり、1つの環境上で作成と動作確認を行うことが出来ますが、組み込みソフトウェアは開発環境と動作環境が別々で、作成したプログラムを組み込み機器に搭載して動作確認を行います。また、通常のソフトウェアのプログラムを開発する場合とは異なり、一般的にハードウェアの開発と平行して行います。その際、ハードウェアとソフトウェア双方の動作確認を行っていきます。つまりハードウェアの知識も求められるのです。

ディー・クルー・テクノロジーズの組み込みソフトウェア開発の特長

当社では、専門のエンジニアが、組み込み機器に必要な省電力・無線通信の知識、ハードウェアとソフトウェア双方での最適化や、定時処理に必要なリアルタイムOSやマルチタスク処理の設計・実装技術により、「無線検針装置」や「作業員見守りシステム」等において、組み込みソフトウェア開発を行っています。

無線検針装置は、電力メーターや気象センサ装置の情報を計数し、サーバーに転送する仕組みです。また、作業員 見守りシステムについては、作業員が装着したウェアラブル端末のセンサより「転倒」「つまずき」等の情報を蓄積し、事故情報を管理者へ通知します。いずれも当社開発の組み込みソフトウェアにより動作を安定的に制御しています。

組み込みソフトウェア開発による課題解決例

●事例1 無線検針装置

課題

電力会社にて、作業員が1台1台、電力検針を行っていましたが、時間もコストもかかるといった課題がありました。また、電力のダイナミックプライシングの検証のために、現地の気象情報も同時に収集するとともに電力を使用するユーザーへの情報提供・啓発表示も行いたいということも検討していました。

解決策

当社にてこの実現手法を具体化し、無線検針装置・気象センサ装置・啓発表示板の設計・製造・設置を行いました。また計数ログを装置内のSDカードに保持し、直接収集も可能としました。

●事例2 作業員見守りシステム

課題

工場作業員の管理を行う会社では作業中の転倒事故などへの気づきが遅いといった課題があり、この気づきを早くするための補助装置として、位置を含む事故情報通知を受け取りたいと考えていました。また、事故を未然に防ぐために「つまづき」などの事故報告書にならないレベルの情報を収集し、改善したいというニーズもありました。

解決策

当社は、配線工事不要で、IoTネットワークインフラが簡単に構築できる見守りシステムの構築を実現しました。複数フロアや建屋をクラウド画面で一括監視することが可能であり、増設・変更が容易で、隅々まで途切れない無線環境を提供し、作業環境の温度・湿度も監視可能となったことで、環境改善にも寄与しています。

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