ΔΣ(デルタシグマ)

ΔΣ(デルタシグマ)とは

ΔΣ(デルタシグマ)とは「ΔΣ変調」としてよく使われる言葉です。ΔΣ変調とは、パルス変調の方式の一種です。
パルス変調とは、パルス(短時間の振動の波)の振幅や幅、周期などを音声などの変調信号に応じて変化させることをいいます。

Δ(デルタ)は引き算(減算)、∑(シグマ)は足し算(積分)を表しています。
ΔΣ変調を用いた回路は、信号の差を取る減算回路、信号の時間積分を行う積分回路、負帰還回路などから構成されています。これにより、パルス密度変調において、A/D(アナログ-デジタル)変換やD/A(デジタル-アナログ)変換に伴い発生する量子化ノイズの低減を行います。

ΔΣ変調は、高精度のA/D変換回路もしくはD/A変換回路で多く利用されています。

ΔΣ(デルタシグマ)開発のポイント

ΔΣ変調を用いて開発を行う場合には、A/D変換やD/A変換、さらに制御理論に通じていることがポイントです。
開発設計の際には、目的に応じて最適な選択を行う必要があるため、周辺条件に応じ臨機応変にΔΣ変調を用いることを選択するなど、高度な知識と技術、そして経験が求められます。

ディー・クルー・テクノロジーズのΔΣ(デルタシグマ)開発の特長

当社は、長年培った技術と実績により、臨機応変に開発対応を行うことができます。

ΔΣ変調を用いた開発事例として、RF(無線周波)チップを開発する際に、ΔΣADコンバータ(ADC)を搭載し、低消費電力と高分解能を両立させた例があります。

ΔΣ(デルタシグマ)による課題解決例

●事例1「RFチップ受信部のデジタル化開発」

課題

ある企業では、アナログで開発したRF(Radio Frequency/無線周波数)チップの回路の動作が安定せず、バラツキがあり歩留まりが低いという課題も発生していました。また、外付け部品を削減して動作範囲を拡大したいというニーズもありました。

解決策

そこで当社がRFチップ受信部のデジタル化を行いました。復調部のアナログ回路をデジタル化し、動作周波数範囲を拡大、外付け部品を削減することに成功。また、AD変換を行うために連続型ΔΣADCを搭載し、低消費電力と高分解能を両立させました。

●事例2「IPC(Intelligent Power Converter)開発」

課題

あるチップメーカーの電源ICが、需要の急速な増大を背景に、供給能力が不足していました。また製品ラインナップやスペックに対し、自由度の高い設計やサポートが要望としてありました。

解決策

そこで当社は、同等品であるピンコンパチ(※)電源ICを開発しました。外付け部品を削減しつつ、電流変動に対する出力電圧変動を抑制することが可能になりました。この開発において、電流、電圧、温度を測定するためにΔΣADCを活用しています。

※ピンコンパチ:ピン互換のこと。ピンコンパチブルとも呼ばれる。半導体を基板に接続する端子の金属ピンの数や形状、配置と、流れる電気信号が同じであり、異なる半導体であっても乗せ換えることが可能となっているもの。

ΔΣ(デルタシグマ)のご相談はディー・クルー・テクノロジーズへ

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これまで培った技術を集約し、求められる課題やニーズに即した開発により、
貴社に貢献します。

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