システムソリューション
カスタムプロセッサ開発

御社工場の生産設備システム等の更新をお考えの際、設備のパフォーマンスを最大限に引出すためには、思い切ってコアLSIを刷新するのも選択肢の一つです。

しかし、投下コストに見合う生産性改善が見込めるかは重要です。そこで弊社は設計柔軟性と処理性能のバランスを考慮したカスタムプロセッサによる刷新プランをご提案します

設備パフォーマンスをカスタムプロセッサで最適化

設備更新時におけるカスタムプロセッサのメリットとは、 御社設備が最高のパフォーマンスを発揮するために、プロセッサの

  • 処理性能(要素:演算速度、消費電力)
  • 設計柔軟性(要素:コスト、チップサイズ)

2つのベクトルの絶妙なバランスを取ることで、御社設備の制御に最適な選択を探っていけることにあります。

設計柔軟性と処理性能を両立する「柔らかいハードウェア」

一般的なMCUにくらべ処理性能は上がります。また開発コストのかかるハードウェア化の前に、まずカスタムプロセッサで更新しておき、一定期間を経てさらなるパフォーマンス向上をねらいハードウェア化するステップ戦略をとることもできます。

フルカスタムプロセッサー開発

御社のシステムが処理する演算アルゴリズムが決まっていて、その処理パフォーマンスを極めたい場合には、アプリケーションに特化したフルカスタムプロセッサをご提案します。

同じ演算をさせた汎用プロセッサと比較すると、

  • ベンチマーク性能の改善
  • 消費電力の削減

を追求することができます。
さらに、

  • 既存IPベンダー仕様からの脱却
  • 契約・NDA締結・監査対応の負荷軽減
  • ライセンス料負担軽減
  • 難解なISAを読み解く必要がない
  • オリジナル命令セット実装による秘匿性実現
のメリットが得られるケースも多くあります。

下記は創薬専用コンピュータ向けの専用コアをオープンソースCPUコア「RISC-V」ベースで開発した事例です。

創薬用コンピュータ専用LSI開発

専用EDAツール ASIP Designer (Synopsys社)

他社にはない「御社だけの専用CPU」を作ることができるカスタムプロセッサ。性能・消費電力・動作周波数・ISAのさらなるチューニングを可能とするのがEDAツールです。
弊社は、カスタムプロセッサ専用EDAツール「ASIP Designer」に精通した技術者が在籍しています。

ASIP Designerによる開発

仕様書なしでご相談可能(トータルエンベデットシステム)

カスタムプロセッサの導入に際し、御社が事前に要求仕様書に落とす必要はありません。まずはシステムの現状をヒアリングさせてください。経験豊富な弊社技術陣によるプロファイリングによって、求める期待値がどこにあるか、それをどのような手段で実現するのか探ります。

弊社のコンピューティングソリューション

組み合わせ最適化演算ソリューション「Qalmo」
IoT向け汎用プロセッサ開発
セミカスタムプロセッサ開発