ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換⑦ 周波数成分の求め方4

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換⑦ 周波数成分の求め方4

さあ、今日は複素正弦波を使って具体的に離散フーリエ変換の計算の仕方をお伝えします。 離散フーリエ変換の公式 再び、離散フーリエ変換の公式です。 左辺のX(k)は、ある周期の波kに対し計算実施した結果で、全部でN個分のデータとなります。 右辺のx(n)は、”0~N-1の離散フーリエ変換対象の信号”です。 このブログではx(n)を”時刻 0~N-1の時間信号&#82 […]

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換⑥ 周波数成分の求め方3

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換⑥ 周波数成分の求め方3

こんにちは。今、日本のアスリートが国際舞台で躍動していますね。彼らアスリートのフィジカルサポートには可搬式の超音波診断装置が用いられていて、チームドクターが練習場等に診断装置を持ち込み、筋肉やじん帯などを可視化して、治療方針の策定に役立てているそうです。これら診断装置には信号処理技術が使われていますので、わが社の信号処理技術がもしやメダル獲得につながっているかもしれない!などと勝手な想像をしてしま […]

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換⑤ 周波数成分の求め方2

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換⑤ 周波数成分の求め方2

こんにちは。 さて、前回は入力信号の周波数を少しずつずらして正弦波との内積を求めれば、あらゆる周波数成分の大きさを成分検出できそうということでした。前回記事はこちらです。 では検証してみましょう。 ずらした入力信号の周波数成分を求める まず、2つの入力信号を時間で少しずらします。それぞれ、 ・入力信号① 周波数1Hz(振幅1) :0 秒のとき 値1 → 値0 これを①´とする ・入力信号② 周波数 […]

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換④ 周波数成分の求め方 1

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換④ 周波数成分の求め方 1

こんにちは。 前回までのブログでは、 ・音や光など、どんな物理現象の「波」も、周波数の異なる”信号”の組み合わせでできていること。 ・高校数学で学んだ三角関数と内積で「波」がどんな信号で構成されているのか検出できること。 これがフーリエ解析の前提であることをお伝えしました。 ある「波」から特定の信号を検出することを、”周波数成分を求める”とも言います […]

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換③ 数式と4つの前提 

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換③ 数式と4つの前提 

こんにちは、狂右衛門(くるえもん)です。 前回、フーリエ変換の得意技は「連続的な信号を離散的な周波数成分に分解することで、時間領域の信号から周波数領域に変換」すること、またディジタル信号の周波数特性を解析し、特定の周波数成分のフィルタリングや圧縮などの処理が可能になるとお伝えしました。 今日は離散フーリエ変換の数式と前提知識についてお伝えします。 離散フーリエ変換の数式 離散フーリエ変換の数式はこ […]

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換② フーリエ変換とは?

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換② フーリエ変換とは?

フーリエ変換とは? フーリエ変換は、信号処理や画像処理、音声解析など多岐にわたる分野で使用される数学的手法で、主に連続フーリエ変換と離散フーリエ変換の二種類があります。連続フーリエ変換は、非周期的なアナログ信号を周波数成分に分解するのに用いられ、離散フーリエ変換(DFT)はデジタル信号の周波数解析に適しています。さらに、計算効率を高めた高速フーリエ変換(FFT)も広く利用されており、リアルタイムで […]

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換① アナログ信号とディジタル信号

ディジタル信号処理~高校数学で理解する離散フーリエ変換① アナログ信号とディジタル信号

 今季節は鬱陶しい梅雨の真っただ中。でも雨上がりの晴れた空に美しい虹がかかっているのを見つけたら、ちょっとうれしく感じます。 アナログ信号とは何か さてここで、虹について簡単なクイズです。 この写真の虹の色は全部で何色ですか、と問われたらどう答えますか? レインボーカラーの7色? もし私の小6の息子がそう答えたなら、「うん。でも実際には虹の色はきれいに分かれておらず、連続的に変化してるんだよ、アナ […]